紬(つむぎ)とは
▼紬

紬の生地の表面は、平滑さに欠け、節と呼ばれる小さなこぶがあるのが特徴です。
代表的な紬として、結城紬、大島紬などがあり、伝統工芸品として高い評価を得ています
また、紬は、もともとは野良着であったこともあり、とても耐久力にも優れています。
あくまで紬は普段着ですので、礼装の場での着用は適切ではありません。
格や用途を考える際には、紬=洋服のデニム地と考えておけば間違いないでしょう。
◆どこへ着ていく?
普段のおしゃれ着の着物として、初詣、クラス会、誕生会、観劇、お稽古、ショッピングなどに着ていくことができます。もとは“野良着”なので、結婚式など格の高い場での着用は控えましょう。
とはいえ、近年では紬地に絵羽付けされた“紬の訪問着”と呼ばれるものと存在し、略礼装程度であれば着用する方もいます。
◆紬の特徴
生地の表面に、節と呼ばれる小さなこぶがあります。紬は“織り方”の呼称でもあるので、柄の特徴は特になく、
小紋のように連続して柄が配置されているものもあれば、色無地のものもあります。