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コラム

着崩れてしまったら〜当日編〜

せっかくキレイに着付けをした着物も、長時間着ていると着崩れしてしまう場合があります。
実は、着物が着崩れした場合も、早めに対処すれば「着崩れ悪化」は防げるのです。
今回は、着崩れした時の一人で直せるポイントを画像とともにお知らせ致します。
(分かりやすいように、今回は帯を省いた状態での写真説明としました。実際は帯を着用したままの直しとなりますので、ご注意下さい)

◆裾が長くなってしまった場合

着物の裾は、直立した時に足袋の前半分まで隠れる程度となります。
裾をうっかり踏んでしまうと、裾が下がってしまい、裾が必要以上に長くなってしまいますから、早めにきちんと直しましょう。
腰紐は「おはしょり」をめくった場所にあります。

本畳み13


ピンクの紐が腰紐です。
裾が下がったままの状態は見た目が悪いだけでなく、とても歩きにくくなってしまいます。
場合によっては、再度裾を踏んで転んでしまうなど危険でもあります。
直す場合は、お腹付近の着物を「おはしょり」の下にある腰紐の中にねじ込んで下さい。

本畳み13


前述したように、足袋が前半分隠れる程度まで腰紐の中に着物を入れます。
裾の長さをチェックしながら、着物の入れ込み量を調整しましょう。
着物の下前(2枚目)が見えないようにするのがポイントです。
裾線が決まったら、改めて鏡を見ます。
おはしょりがシワになっていたら、左右にしごいてシワを取って完成です。

◆衿が緩んでしまった時

上前という左側の衿が緩んでしまった時は、おはしょりを下に引っ張ることで、修正できます。

本畳み13


問題は右側の衿が緩んだ時です。
左衿とおはしょりはつながっているので、おはしょりを引っ張るだけで簡単に直りますが、右側の衿の先は、おはしょりの内側にあるのです。
おはしょりを触ってみると、腰紐付近のおはしょりが、厚ぼったくなっているのが分かります。
このゴワゴワがおはしょりの内側。右側衿の延長となります。
ここを下に引っ張らないと修正できません。
お腹を引っ込めて、帯の下から手を入れて探して、指先に力を入れて丁寧に下側に引っ張りましょう

本畳み13


◆長襦袢の袖が着物から出てしまう

長襦袢の袖が着物から出てしまう時の原因は二つあります。
一つが着崩れして長襦袢の半衿が緩んでしまった場合。
この時は身八ツ口(脇の下)から手を入れて、長襦袢を引っ張り衿元を直します。
これだけでは直しきれない時、または二つ目の原因である、そもそも着物と長襦袢のサイズが合っていない場合は応急処置をしましょう。
安全ピンなどがある場合は、着物の袖をめくって長襦袢の袖中央付近を安全ピンで止めます。
長襦袢と着物の折り目を合わせるときれいに出来ますよ。

着物が気崩れる原因は様々あります。
できれば着崩れしないように、補正をきちんとして、歩き方に気を配ったり、腰紐をしっかり締めるなど工夫しましょう。
ちょっとしたコツで、着崩れも防ぐことが出来ますよ。


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